Shadowrocketを初めて使うときは、アプリの入手、サーバー設定の準備、ルーティング方式の選択、接続の開始という4つの手順に分けて考えるとスムーズです。利用するサービスとサブスクリプションをすでにお持ちの方向けに、Home、Config、Settingsの役割と、リストが空の場合や接続できない場合、自動再接続が起きる場合に確認したい点を10の質問に沿って解説します。当サイトではサーバーやサブスクリプションの提供・販売・推奨は行っていません。
01 · Shadowrocketを買い切れば、そのまま接続できますか?
結論:いいえ。アプリの買い切り購入と接続サービスの契約は別です。接続するには、すでにお持ちのサブスクリプションまたはサーバー設定を追加する必要があります。
Shadowrocketはクローズドソースの有料アプリで、入手先はApp Storeのみです。購入方法は買い切りです。購入できるのはアプリの利用権であり、リモートサーバーやサブスクリプションURL、アカウントの利用枠が自動で用意されるわけではありません。アプリが起動することと、既存のサーバーに接続できることは別々に確認してください。
- 正規アプリの確認ページからApp Storeに進み、デベロッパがShadow Launch Technology Limited、アプリIDが
932747118であることを確認してください。 - 主な利用デバイスはiPhone/iPadです。Mac、Apple TV、Apple Visionでの互換性、システム要件、ユニバーサル購入の適用については、App Storeのページをご確認ください。
- 初回設定の前に、ご自身のサブスクリプションURLまたはサーバー接続情報を用意してください。アプリの購入情報とサブスクリプション情報は別のものです。
02 · Home、Config、Settingsの役割は?
結論:Homeではサーバーと接続、Configでは設定ファイル、Settingsではアプリの設定を管理します。
まず3つの画面の役割を分けて考えると、「サーバーを切り替える」操作と「ルールを切り替える」操作を混同せずに済みます。Homeでサーバーを選ぶと、プロキシ接続先が決まります。Configで設定を有効にすると、リクエストをどのルールで処理するかが決まります。Settingsの項目は、テストや自動接続などの動作に影響します。
たとえば、Homeにサーバーが登録されていても、Configに用途に合ったルールがなければ、サーバー一覧だけを見てルーティングが正しく設定されているとは判断できません。反対に、ルールファイルを読み込んでも、サーバーの認証情報が追加されるとは限りません。確認するときは両方を個別に見て、同じ内容を何度も読み込まないようにしましょう。
03 · 既存のサブスクリプションを初めて追加するには?
結論:Home右上の「+」をタップし、TypeでSubscribeを選択して、ご自身のサブスクリプションURLを入力して保存します。
サブスクリプションURLから複数のサーバー情報を取得できます。通常のWebページのURLや、単一サーバーのポート番号とは異なります。パスやクエリパラメータを含めてURL全体をコピーしてください。ドメイン名だけを入力するとWebページが返され、Shadowrocketがサーバー一覧として読み込めない場合があります。
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URLを準備する
ご自身のサービス情報からサブスクリプションURLをコピーし、先頭から末尾まで揃っていることを確認します。改行、空白、説明文が混ざらないようにしてください。
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種類を選ぶ
Home →「+」→ Type → Subscribeの順に開き、サーバーを手動で追加するのではなく、サブスクリプションを追加していることを確認します。
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入力して保存する
URL欄に完全なアドレスを貼り付け、見分けやすいメモを入力して保存します。URLの例は
https://example.com/sub?token=xxxxです。これは架空の値で、接続には使えません。 -
リストを確認する
Homeに戻ってサブスクリプションの読み込みを待ちます。再取得する場合は、画面を下に引いて更新します。サーバーが一覧に表示されたら、1つ選んで次のテストに進みます。
サブスクリプションURLのtokenは、アクセス権限を持つことが多いため機密情報として扱ってください。問題を相談する際は、URL全体、パスワード、認証情報をスクリーンショットから隠しましょう。表示されたエラー、追加手順、リストが空かどうかを伝えると、原因を特定しやすくなります。
04 · 接続スイッチはどこ?システムの許可は必要?
結論:接続スイッチはHomeの上部にあります。初めて接続を開始するときは、システムによるVPN構成の追加を許可してください。
Homeで追加済みのサーバーを選び、画面上部の接続スイッチをオンにします。iPhone/iPadではVPN構成の追加確認が表示される場合があり、デバイス認証を行って許可します。この許可により、設定に従ってアプリがネットワーク通信を処理できるようになります。リモートサーバーのアカウント認証とは別のものです。
- スイッチがすぐにオフになる:まずシステムの許可が完了しているか確認し、選択中のサーバー設定に不足がないか確認します。
- スイッチがオンのままになる:接続機能が動作中であることを示しますが、すべてのWebサイトにアクセスできるとは限りません。
- オフにしても再びオンになる:Settings → On Demandを確認してください。自動接続をスイッチの不具合と取り違えないようにしましょう。
設定を変更したら、対象へのリクエストをもう一度実行してください。ブラウザやアプリによっては既存の接続を再利用するため、変更前の接続状態だけでは新しい設定の効果を判断できません。テスト時は開いているページを閉じてから再度開き、同じURLで確認してください。
05 · Global Routingはどれを選べばいい?
結論:ルールに従って振り分ける場合はConfig、プロキシ経路を一時的に確認する場合はProxy、直接接続時と比較する場合はDirectを選びます。Sceneは設定済みのシーンに従って動作します。
Global Routingは全体のルーティング方式を選ぶ項目で、サーバーのプロトコルを選ぶものではありません。Proxyに切り替えてもShadowsocksがTrojanに変わるわけではなく、パスワードの誤りも修正されません。原因を調べるときは、一度に変更する項目を1つに絞り、結果を記録したら元の設定に戻してください。比較条件を保てます。
Global Routingの選択肢
- Proxy
- 対象となるリクエストをプロキシ経由にします。プロキシが利用可能か確認する際に使います。
- Direct
- 直接接続します。Homeの接続スイッチをオフにすることとは異なります。
- Config
- 現在有効な設定ファイルと、その中のルールに従ってリクエストを処理します。
- Scene
- シーンの設定に従って動作します。選択する前に、対象のシーンの内容を確認してください。
選択肢の名前が示すのはルーティング方式であり、リモートサーバーが利用可能かどうかではありません。
Configのルール項目
- DOMAIN-SUFFIX
example.com,PROXY:このドメインとサブドメインに一致します。- GEOIP
CN,DIRECT:接続先IPアドレスの地理的な所属に基づいて一致します。- IP-CIDR
192.168.0.0/16,DIRECT:指定したIPv4ネットワーク範囲に一致します。- FINAL
DIRECT:それ以前のルールに一致しなかった場合に使うポリシーです。
上記は項目の対応例です。完全なルールでは各行がキーワードで始まり、記載順に照合されます。
DirectではアクセスできてProxyでは失敗する場合は、選択中のサーバーと接続条件を優先して確認します。ProxyではアクセスできてConfigでは失敗する場合は、ルールの一致条件とポリシーの指定を確認してください。これは原因を絞り込むための手順であり、原因を確定するものではありません。
06 · Configの役割は?読み込めばすぐ有効になる?
結論:Configではルールなどの設定を管理します。読み込み後、ファイルが有効になっていることと、Global RoutingでConfigが選択されていることを確認してください。
Configにファイル名が表示されていても、ファイルが存在することしか分かりません。現在有効な設定か確認してから、Homeに戻ってGlobal Routingを確認します。ProxyやDirectのままでは、そのファイルの振り分けルールを使ってWebサイトの表示を検証できません。
[Rule]
DOMAIN-SUFFIX,example.com,PROXY
IP-CIDR,192.168.0.0/16,DIRECT
GEOIP,CN,DIRECT
FINAL,DIRECT
上の例はルール部分のみで、接続設定全体ではありません。1行目のルールではexample.comとそのサブドメインにPROXYを使用します。続いて指定されたローカルネットワーク範囲とGEOIPの条件を処理し、最後にFINAL,DIRECTで受けます。ルールは上から順に照合され、最初に一致したルールのポリシーが適用されるため、FINALは末尾に置きます。
- 編集する前に、現在の設定をバックアップして復元できるコピーを残してください。
- ファイル名を変えただけで有効になったと判断せず、実際に有効なファイルとルールの内容を確認してください。
- ドメインルールとIPルールでは照合の基準が異なります。DNSの解決結果が、その後のIPルールの判定に影響する場合もあります。
07 · Subscribeを更新すると何が変わる?
結論:Homeで画面を下に引いて更新すると、サブスクリプションの内容を再取得できます。更新後はサーバー一覧と現在の選択をもう一度確認してください。
サブスクリプションの更新では、元のURLからデータを再取得します。サービスの有効期間が延長されるわけではありません。配信元の内容が変わると、サーバー名、アドレス、件数も変わる場合があります。選択中の項目が削除されていたら、改めて選択してください。一度読み込めば一覧が変わらないとは限りません。
- 更新前の項目数、現在の選択、エラーメッセージを記録します。token全体は記録しないでください。
- 現在のネットワークからご自身のサブスクリプションURLにアクセスできることを確認してから、Homeで更新します。
- 更新後、必要なサーバーが表示されているか確認します。リストが空の場合は、アカウントの状態、URLの有効性、取得した内容を確認してください。
- サーバーを選び直してテストします。更新に失敗しても、唯一残っている利用可能な設定をすぐに削除しないでください。
サブスクリプションを正常に更新できても、すべてのサーバーに接続できるとは限りません。逆に、既存のサーバーが使えていても、サブスクリプションURLにアクセスできるとは限りません。サブスクリプションの取得とプロキシ接続は別々のリクエストなので、それぞれ確認してください。
08 · 遅延が小さければWebページも速い?
結論:必ずしもそうではありません。Connectivity Testの結果はサーバー選びの参考です。実際の表示速度は、帯域幅、パケットロス、接続先のサイト、接続確立までの過程にも左右されます。
Homeで登録済みのサーバーにConnectivity Testを実行し、同じネットワークから同じWebページにアクセスして比較します。異なる時間や方法で測った数値をそのまま順位付けしないでください。一度成功しても、そのときのテスト条件での結果にすぎません。
- テストは成功するのにWebページが開かない:対象リクエストのルーティングポリシー、DNS、サーバーから接続先への到達性を確認してください。
- ページは開くが大きなファイルの転送が遅い:遅延とスループットは別の指標です。長時間のデータ転送性能は別途確認してください。
- 手動で追加したサーバーに接続できない:プロトコル、アドレス、ポート、認証情報を確認してください。地域名だけを変更しても解決しません。
たとえば、ご自身のサービス情報にTrojan、ポート443と記載されている場合は、その情報どおりに入力します。443はポート番号にすぎず、それだけでサービスがTrojanだとは判断できません。Shadowsocks、VMess、VLESS、Trojan、Hysteria2、WireGuardでは設定項目が異なるため、プロトコルは接続先の設定に合わせてください。
09 · On Demandは有効にすべき?自動で再接続するのはなぜ?
結論:まず手動接続を確認し、その後、実際のネットワーク環境に合わせてSettings → On Demandを設定します。有効にすると、条件に応じて自動的に接続が開始される場合があります。
On Demandは接続を開始または切断するタイミングを管理します。Webサイトごとのルール選択は行いません。後者はGlobal RoutingやConfigなどで設定します。SceneとOn Demandも同じ機能ではありません。前者はシーンごとのルーティング選択、後者は接続を開始する条件に関わります。
- Settings → On Demandを開き、現在有効になっているか、どのネットワーク条件が設定されているか確認します。
- 最初のトラブルシューティングではOn DemandをオフにしてHomeに戻り、手動で接続します。自動接続による影響を除いて状態を確認できます。
- 手動接続が安定したら、必要な条件を1つずつ設定します。Wi-Fiとモバイル通信を切り替えながら動作を確認してください。
- 接続を切った状態に保ちたい場合は、On Demandの状態も確認したうえで、Homeの接続スイッチをオフにします。
On Demandは一定の省電力モードではありません。バッテリー消費は、リクエスト数、再接続の頻度、無線ネットワークの状態などに左右されます。接続と切断が頻繁に繰り返される場合は、そのときのネットワーク環境を記録し、iPhoneの「設定 → バッテリー」で使用状況を確認してください。機能名だけで消費電力の原因を判断しないようにしましょう。
10 · 接続できないときに確認する3つの症状
結論:まず「サーバーが一覧にない」「スイッチがオンの状態を保てない」「接続中なのに目的のサイトが開かない」の3つに分け、それぞれ追加、許可、ルーティングを確認します。
一度のトラブルシューティングで、サーバー、ルール、DNS、On Demandを同時に変更しないでください。変更する項目は毎回1つだけにし、同じリクエストをもう一度実行して、変更前後の状態を記録します。どの設定が問題に関係しているか判断しやすくなります。
「サブスクリプションを保存したのに、Homeに何も表示されない」
Home →「+」から該当するサブスクリプションを開き、TypeがSubscribeであることとURLが完全であることを確認して更新します。それでも空の場合は、ご自身のサービスのアカウント状態と、サブスクリプションから返される内容を確認してください。通常のアカウントページのURLを入力しないでください。
「スイッチをオンにするとすぐオフになります。ルールを変更すべき?」
まずシステムのVPN許可が完了していることと、Homeで有効なサーバーが選択されていることを確認し、接続エラーを記録します。この段階でConfigを大幅に変更するのは避け、サーバーの種類、ポート、認証情報が元の接続情報と一致しているか確認してください。
「接続中と表示されるのに、Webページが開かない」
まずHomeでConnectivity Testを実行し、次にGlobal Routingを確認します。一時的にProxyとDirectを切り替え、同じ接続先で比較してください。Configだけ失敗する場合は、Configに戻って有効なファイル、ルールの順序、ポリシーを確認し、テスト後に元の設定へ戻します。
サポートに問い合わせる際は、デバイスの種類、接続中のネットワーク、Global Routingの選択肢、On Demandの有効・無効、再現する操作手順を伝えてください。サブスクリプションURLや認証情報は伏せましょう。設定ファイル全体を送るより、アクセス権限を守りやすくなります。10項目を確認すれば、問題がアプリの許可、サブスクリプションの取得、サーバー接続、ルール処理のどの段階にあるかを整理しやすくなります。